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老化はなぜ起こるか
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コウモリは老化が遅く、クジラはガンになりにくい
人間や動物は自己修復能力をもっているのに、なぜ加齢による衰えから免れられないのか。なぜ正常な細胞はガン細胞のように永遠の命をもてないのか。老化のスピードが種によってこんなにちがうのはなぜか。古来より人間は、老化と寿命という生命活動のパラドックスに取り組んできた。せわしなく動く小動物は短命で、のんびり生きる大型動物は長命だという「生命活動速度理論」や、フリーラジカル説、ダイエットすれば寿命が延びるなど、さまざまな説が提唱されてきた。本書はそうした老化理論をひとつひとつ検証し、老化がじつは進化論でうまく説明できること、いま人類は老化との闘いにおいて画期的な時代を迎えつつあることを明らかにする。老化というプロセスがこんなにもおもしろいものだったのかと驚かされる、動物学者によるユニークな読み物である。
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