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ラザルス
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世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ
北朝鮮政府の別働隊として活動する影のハッカー集団、それが“ラザルスグループ”である。世界でもっとも危険な犯罪集団のひとつとされ、すでに国際的な犯罪行為で10億ドル以上におよぶ資金を盗み出し、バングラデシュの中央銀行やハリウッドの映画界、イギリスの国民健康保険サービスまで標的にされてきた。だが、北朝鮮政府は一貫してこの疑惑を否定、根も葉もない告発はこの国をおとしめようとするアメリカの陰謀だと主張してきた。本書『ラザルスー世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ』において著者ジェフ・ホワイトは、国際的な取材を通じて、北朝鮮のハッカーが最先端の技術を使い、すでに10年以上も前から富裕な強敵を相手に大胆で無慈悲な襲撃を繰り返してきた事実を明らかにしている。グループが狙っているのは資金だけではない。その戦術は民主主義国家を脅かし、独裁国家を悲難する者を黙らせ、世界の平和を蝕むために使われてきた。ダッカの賑やかな通りから、ハリウッドの華やかなスタジオ、マカオのきらびやかなカジノ、秘密に包まれた平壌の宮廷にまで網羅した衝撃に満ちた本作は、ラザルスグループが暗躍する影の世界は言うまでもなく、彼らの餌食となった者、グループの活動を阻止するためーいまのところまだ成功はしていないー活動を続ける者たちまで、その内幕を明らかにするものである。
人文・思想・社会 > 軍事
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