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高齢化社会における社会福祉の法
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著者 | 小林弘人
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出版社 | 創成社
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発売日 | 2000年06月
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,980 円
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日本の社会は高齢化現象が進行中である。高齢者層の増加および平均寿命の上昇というこの現象は善きにつけ悪しきにつけ高齢者の日常生活にもさまざまな影響を与えている。たとえば、経済生活においては、体力的には十分働く能力があるにもかかわらず、高齢者の雇用・再雇用は極めて厳しいのが現状である。さらに、日本の高度経済成長を支えるために、馬車馬のごとく働き続け定年を迎えた人あるいは迎えようとしている人にとって、「老後」の経済生活の支えになると考えられていた「年金」が大幅に改訂されようとしている。また、社会生活・家族生活においては小子化現象の影響もあって、核家族化が進行しているため、かつてのような二世代・三世代の家族が同居して、高齢者などが子や孫に囲まれて余生を送るといった、一家団欒の生活は、高齢者にとっては、もはや夢物語となっている。本書は、このような高齢化社会において、憲法が規定している「生存権」の一内容である「社会福祉」にしぼって、法制度面から検討し、「社会福祉行政」の体系化の基礎固めの一助に寄与できればと企図されたものである。
人文・思想・社会 > 教育・福祉 > 福祉
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