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ウィーン1899年の事件

著者	ラリ・ウルフ / 寺門泰彦
出版社	晶文社
発売日	1992年07月
サイズ	単行本
価格	3,844 円

１８９９年秋、ウィーンを震憾させた４件の子殺し事件ー。事件はなぜ起こり、そして急速に忘れられたのか。『夢判断』を発表したばかりのフロイトは、なぜ沈黙を守りつづけたのか。センセーショナルに書きたてた新聞記事をもとに事件を克明に再現、神聖な家庭という理想と母性愛の全能を信じて疑わなかった当時の社会意識を明らかにする。カール・クラウスやシュニッツラー、ヒトラーの言動を織り込みながら、世紀末社会の謎に満ちたからくりを鮮やかに解き明かす、スリリングな歴史ノンフィクション。

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