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視力のない世界から帰ってきた
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君はいずれ目が見えなくなるーそう告げられたのは、20歳のときだった。視力が低下していくなか、著者はあらゆることに挑戦しつづける。そのかたわらには、つねに彼の目となり、心の支えとなった妻がいた。ともに旅し、映画を楽しみ、絵画について語りあううち、いつしか「見える」ことへの希望さえ忘れかけていく。完全に失明して15年、奇跡がおきる。手術によって、65歳の目に視力が甦ったのだ。しかし、その目に映るのは、荒れ狂う色彩、デフォルメされた人の顔…。はたして元通りに見えるようになるのだろうか。「見えない世界」の豊かさと「見える世界」の驚きー二つの世界を生きた希有の体験をつづる感動の手記。
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