|
|
がんこなハマーシュタイン
|
ヒトラーに屈しなかった将軍
1933年1月、ヒトラーが政権を掌握すると、ドイツの未来は大きく揺れた。邪魔者は次々と粛清されていく。その渦中にあって、恐れもせず、独裁政権を拒否する陸軍最高司令官がいた。利口だけど怠け者という評判で、暇をみつけては大好きな狩りに明け暮れている。ソ連とのつながりを疑われながらも、なぜ彼だけが粛清をまぬがれ、生き残ることができたのか。「現代ドイツの知性」エンツェンスベルガーが、三年におよぶ綿密な取材と調査をへて、交錯する政治的策謀をひもとく。時空を超えた「死者とのおしゃべり」を交え、ヒトラー政権前夜から冷戦の終わりまで、ドイツのひとつの物語を浮かびあがらせる。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|