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冬至まで(上)
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南英の小村に独り移り住んだ62歳の元女優エルフリーダは、教会のオルガン奏者オスカーの家族と親しくなるが、突然の悲劇が彼を襲う。エルフリーダは、立ち直れないオスカーのために、彼のゆかりの地スコットランドにともに旅立つことを決意する。自立し、キッと前方を見つめて、さわやかな強風のような印象を与えるエルフリーダ。“人生の災難を耐えやすくするには笑いとばすにかぎる”を信条に、いつもユーモアを忘れず、みずから悲哀と苦悩を知るがゆえの優しさを合わせ持つ。家族愛、ユーモア、優しさ。ピルチャーのなつかしい世界が帰ってきた。静かに輝きながら繰り広げられる物語のタペストリー。円熟の筆になる感動の傑作長編。最新ベストセラーを定評ある中村妙子の名訳で贈る。
小説・エッセイ > 外国の小説
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