|
|
元陸軍中将遠藤三郎の肖像
|
「満洲事変」・上海事変・ノモンハン事件・重慶戦略爆
敗戦後の日本で非戦平和運動の闘士として知られる遠藤三郎(一八九三〜一九八四)は、日本陸軍の知将・勇将であった。本書は遠藤が記録し所蔵していた「満洲事変」以前からの日記と関東軍の機密資料を駆使して、彼の軍人時代の思想を解明することを試みたものである。彼は関東軍の戦略指導部として、「満洲」北部の永久地下要塞の築城や第七三一部隊の細菌兵器の開発にも関与し、対ソ作戦案としては速戦速決を提言していた。巻末には、「満洲事変」直後の関東軍のかかわりを記録した日記「満洲事変中渡満日誌」と、関東軍司令官と「満洲国」執政溥儀との往復書簡や日満議定書締結前後の資料などを数点収録した。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|