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失われたTOKIOを求めて
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渋谷、新宿、上野、御茶ノ水、明治神宮、マンガやアニメの聖地。そして皇居…。作家は、自分にとって特別な場所を歩きながら考えた。六歳のとき、「夜逃げ同然」で親と共にやってきた東京で、三〇回以上の引っ越しを繰り返した想い出が蘇る。ジブリ美術館で宮〓駿との、渋谷川で庵野秀明との交友を懐かしみ、皇居では昭和天皇の語られなかった人生に思いを馳せる。時の古層を垣間見せる重層都市、東京の尽きせぬ魅力をつづる「極私的」東京探訪記。
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