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ヘルダー民謡集
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本書はヘルダーが生涯をかけて蒐集・翻訳・刊行した『民謡集』162篇に補遺15篇を加えたものである。ヘルダーが18の言語からドイツ語に翻訳した世界各地の民謡・伝承には、ゲーテの「野ばら」や「魔王」の原点となった作品も含まれる。テーマは恋愛から宗教・民族の対立、戦争に至るまで多岐にわたり、人間が直面する生の根源的な状況が、特に女性や子どもといった社会的弱者の視点から描かれる。当時低俗とされた民謡の価値を見直し、「人類の歌」として普遍的な意味を持たせ、「世界文学」の理念を体現した試み。本邦初の全訳。
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