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開戦前夜の日中学術交流 (九州大学人文学叢書　19)

著者	稲森雅子
出版社	九州大学出版会
発売日	2021年04月10日頃
サイズ	全集・双書
価格	5,940 円

民国北京の大学人と日本人留学生

これまで見過ごされてきた１９３０年前後の「日中戦争前夜」数年間に展開された日中の中国学研究者たちの学術交流について、その実態を検証し、意義を考察する。近年発見された目加田誠の留学記録『北平日記』を手がかりに、中国の古典戯曲小説分野での書誌学的交流（馬廉と倉石武四郎、孫楷第と長澤規矩也）や、『万葉集』・『源氏物語』の訳者銭稲孫が自宅に開設した日本語図書室「泉寿東文書庫」など、北平に咲いた東洋古典学の一斑を明らかにする。