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大正新教育の思想
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生命の躍動
国家主義の明治と軍国主義の昭和に挟まれた束の間の幻風景ーこの大正文化の普遍的イメージは、大正新教育をも覆っていよう。だがそれは、新教育思想の世界的な流れに呼応したわが国初の民間教育運動であり、その教師と子ども一体の溌刺とした実践は、以後の日本教育に稀な躍動感に満ち、戦後の教育に引き継がれるべき重要性を持っていた。本書は、従来不十分であった新教育推進者たちの思想の精細な検討を通じて、この自主と自由、共感と協働の教育の全容を提示し、それが今日の競争と選別の教育を超克する原型ともなる一大潮流であることを明らかにした、画期的な教育思想史研究である。
人文・思想・社会 > 教育・福祉 > 教育
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