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ヨーロッパ・イン・オータム (竹書房文庫 は10-1)
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西安風邪によるパンデミックの影響で、ヨーロッパの勢力図は激変した。U2のファンやギュンター・グラスのファンまでもが国家を作り、マイクロ国家が乱立したのだ。ポーランドでシェフとして働くルディは、マフィアの男から変わった頼み事をされる。国境を越え、聞いてきた数字を伝えるだけ。しかし、それは“森林を駆ける者”という、巨大な謎の組織への加入試験のようなものだった。組織の一員となったルディは、淡々と任務をこなしていく。時に成功し、時に失敗する。スパイごっこのような、暗号を使ったやりとりは気恥ずかしい。だがまあ、こういう生活も悪くない。-そう思っていた矢先、彼が見ていた世界は一変する。「ジョン・ル・カレとクリストファー・プリーストが合作した作品」と評された、オフピートなSFスパイスリラー。
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