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グローバル経営の神話 (トッパンのビジネス経営書シリーズ)
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米・日・独の多国籍企業に見る比較政治経済分析
多国籍企業を批判する者も擁護する者も、少なくとも一つの点では合意している。多国籍企業活動の結果として、極めて強力で広範な影響力を持つグローバル市場が作られ、そのために国境の持つ意味が急速に失われてきている、ということである。しかし、著者たちによると、そのような見方は、神話とでもいうものに基づいているという。本書は、米国、日本、ヨーロッパの多国籍企業の主要な活動を詳細に分析し、企業行動とそれぞれの国の制度や文化との関係を注意深く吟味している。著者たちは、世界の主要な多国籍企業は、引き続き、自国の政策やその国固有の価値観に決定的な影響を受けていて、しかもそれぞれの中核業務は同質化の方向へ収斂する傾向にはないのであるから、分断のないグローバル市場が形成されることはないということを実証している。
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