|
|
私を見つけるのはあなただけ (ラズベリーブックス)
|
1813年。田舎からロンドンに出てきたアガサは、架空の夫をでっちあげた。行方不明の兄ジェームズを探すためには未婚女性では行動しづらかったせいだ。だが、ロンドンに家を借り、話をあわせているうちに、社交界の婦人たちに夫を実際に紹介しなくてはならないはめになる。困り果てていたところ、たまたま家にきた煙突掃除夫は作り上げた夫像にぴったりだった。頼み込み、夫を演じてもらうことになったアガサは、彼が紳士として振舞えるよう、話し方、礼儀作法、ダンスと教えるうち、なぜか胸のときめきを覚える。だが彼女は知らなかった。実はその男サイモンもジェームズを探すため掃除夫に変装して家に忍び込んだ紳士だったこと、そして、ジェームズの銀行口座を使うアガサを疑っていたことをー。互いに正体を偽りつつ夫婦のふりをしていたふたりだったが…。
小説・エッセイ > 外国の小説 文庫 > 小説・エッセイ
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|