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イ・サン(第4巻) (竹書房文庫)
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正祖大王
余命幾許もない自分の身を思い、英祖がサンに命じたのは代理聴政ーすなわち、王に代わり国を動かすこと。サンはその勅旨を受けて、摂政を執ることになった。ただでさえ今にも襲いかからんとする政敵の厳しい目が、さらに怪しい光をたたえて差し向けられる中、通貨不足を解消するための政策に着手する。「大商人らが貯め込んでいる通貨を外に出すようにすれば、市場が活性化する」-そう考えるサンに対して、商人たちから利益を得ている大臣らは猛反発。テスやホン・グギョンらの力を得て手腕を発揮し始めるサンの行く手に、なんとかして代理聴政を取り下げて彼を失脚させようと、和緩翁主率いる老論派の一派がまたも立ちふさがる…。
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