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桃源の水脈 芳賀 徹(著) 名古屋大学出版会 - @Books

桃源の水脈

著者芳賀 徹
出版社名古屋大学出版会
発売日2019年05月29日頃
サイズ単行本
価格3,960 円

東アジア詩画の比較文化史

なぜ懐かしさを感じるのかーー。ユートピアでもなくアルカディアでもなく、東アジアの人びとの根源的な夢想と願望に根ざして作り上げられた、平和の小世界。古代中国に発し、詩的トポスとして幾多の詩文や絵画を生み出してきた「桃源郷」の系譜を、現代の日本に掬いとるライフワーク。 I 桃源郷の詩的空間 はじめにーー元日本兵と桃源郷 1 トポスとしての桃源郷 2 異郷への橋がかり 3 平和の小共同体 4 桃源における交歓 5 桃源の「溶暗」 II 桃源郷の系譜 はじめに 1 中国詩画における桃源郷 2 日本詩画における桃源のトポス III 桃源回廊 1 悲劇の桃源画巻ーー李朝安堅作『夢遊桃源図』 2 春風駘蕩の田園風景ーー清朝査士標の名品 3 泉湧くほとりの不思議ーー上田秋成のメルヘン『背振翁伝』 4 桃源小説としての『草枕』--松岡映丘一門によるその解釈 5 「向う側」への夢想譚ーー佐藤春夫作『西班牙犬の家』 6 東アジアにおける「新しき村」運動ーー武者小路実篤から周作人、そして毛沢東へ 7 「桃源万歳!」--小川芋銭の農本主義的理想郷 8 桃源喪失の悲嘆ーー小杉放庵の『桃源漁郎絵巻』 9 末期の桃源郷ーー辻原登の小説『村の名前』について 10 桃花源余瀝 (1)『ユートピア』と『太陽の都』--合理・管理・統制の石造都市 (2)漫画と歌謡ーー諸星大二郎とさだまさしの桃花源 (3)「我が幼き日の桃源、いづこぞや」--昭和12年の一高生徒福永武彦 (4)「十五歳の桃源郷」、そして再訪ーー多田智満子の「片足で立ちあがる虹」 (5)茜さす桃源ーー洋画家野口謙蔵の蒲生野の子ら 参考文献 あとがき 図版出典一覧 索 引

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