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明治天皇行幸と地方政治
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明治九年を殖産興業政策との関係に重点を置いて考察し、とくに桑野村を中心に据えることで国営安積開墾の構想が実現へ向かう過程を行幸の中に見出す。次いで、福島県内、とくに安積開墾関連地への行幸、猪苗代湖疏水(安積疏水)への有栖川宮熾仁親王の代巡の実態を明らかにし、その意味を問う。そして、福島県の明治一四年における県政の展開過程を安積開墾事業に生起した矛盾と県会開設の視点から追求。最後に、福島県政転換期に指導的立場にありながら、これまでその評価が不安定であったり、存在が不確かであった県令山吉盛典と大書記官小野修一郎について取上げた。
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