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脳のなかの天使と刺客
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心の健康を支配する免疫細胞
「脳には免疫系がない」。長年にわたり医学に浸透していた常識。しかしー2010年代初めに、脳には存在しないとされてきた免疫細胞とリンパ管が発見されると、科学界に激震が走った。数百年続く常識がくつがえされたのだ。その影響は大きく、うつ病や不安障害、アルツハイマー病、認知障害などの理解は一変し、新しい視点から、治療法や薬の研究開発も始まっている。「脳の免疫」をめぐる新しい科学は、私たちの脳と心にどんな恩恵をもたらすのか?医学に訪れた最大のパラダイムシフトを描く科学ノンフィクション。
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