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対訳でたのしむ高砂
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著者 | 竹本幹夫
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出版社 | 檜書店
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発売日 | 2000年05月
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サイズ | 単行本
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価格 | 770 円
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時は『古今集』の撰集された延喜の帝(醍醐天皇)の時代、九州阿蘇神社の神主友成の一行は、都見物の途中、播磨国(現兵庫県)の名所高砂の浦で、和歌の神である住吉明神の化身の老人夫婦に出会う。二人は友成の問いに「相生の松」のいわれを教え、『万葉集』の昔と変わらず歌道が繁栄する今の延喜帝の治世をたたえる。老翁はさらに乞われて、和歌が栄えるのは、自然界の草木をはじめ、万物に歌心がこもるためでもあると説き、とくにめでたいのは樹齢千年を保つ常緑の松であるとして、松の由緒の数々を語る。やがて二人は友成に住吉での再会を約し、海の彼方に姿を消す。友成一行も舟で後を追い、住吉に着くと、明神が若々しい神姿を顕わし、祝福の舞楽を舞う。室町時代以来、現在に至るまで、能の代表として人気の高い祝言曲。めでたい席で好んで使われる「高砂やこの浦舟に帆をあげて」「千秋楽は民を撫で」などの謡は、本曲の一部である。
エンタメ・ゲーム > 演劇・舞踊 > 歌舞伎・能
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