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遠山の金さん（下） (時代小説文庫)

著者	山手樹一郎
出版社	富士見書房
発売日	1989年05月
サイズ	文庫
価格	517 円

「だれだっ」孫右衛門はぎょっとしたように東の障子をにらみつけながら棒立ちになった。が、まだ執念深く花嫁の体を放そうとせず、むしろ痛いほど乳房の手に力が加わっていた。「そこにいるのはだれだ」ともう１度叫ぶなり、狂気のごとくそっちへ飛んでいった。-そして孫右衛門の死体が東の廊下で見つかった。初夜に起った殺人事件、背景にうごめく悲しい男女の愛。『のろわれた花嫁』他１０話収録。ご存知、桜吹雪の入墨も鮮やかな“遠山の金さん”が難事件を見事に解決！好評テレビ放映中。

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