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青雲燃える(中) (時代小説文庫)
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「お滝、薬」綱四郎はそばに熟睡している滝川をゆり起こそうとした。薬を飲めば体中の重苦しさは消え去り、恍惚とした天国の花園へ出ることができる。そこにまたむせるような滝川と痴情のたわむれが待っているのだ…。が、今朝は重い頭の中にすがすがしい白い顔がくっきりと浮んで、意地悪くこっちをにらんでいる。「美和はなぜわしをにらむ」「若さまはもうすぐ白痴になり、虫けらのように死にます」「なにっ」お家乗っ取りを企む白鬼・側用人那智示弦三郎と戦う日下部大伍と美和の活躍が見事な時代長篇。
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