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満月を喰らうもの (富士見ファンタジア文庫)
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「あなたを待っていました」青く輝く満月の夜。天翔丸の前に降り立った異形の男、陽炎はそういって少年に手をさしのべたー。「あなたは人間ではない。鞍馬を護る者。鞍馬天狗です」貴族の父の庇護と、優しい母の愛に包まれた生活。そんな天翔丸の平和な日々は、男の言葉によって終わりを告げた。陽炎は、すべての人々から天翔丸の記憶を消し去り、少年からすべてを奪った。将来の希望も、最愛の母も。冷酷そのものの陽炎の目的はただ一つ。この世界に鞍馬の守護者を復活させること。陽炎への復讐を誓う天翔丸は、宿命に導かれるように、鞍馬へと足を踏み入れる。死と闇の世界、鞍馬へー。妖怪、魔怪、そして人の欲望が織りなす妖しの世界を、天翔丸が駆け抜ける!熱き妖怪成長譚、ここに登場。
ライトノベル > 少年 > 富士見ファンタジア文庫
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