|
|
遙かなる波濤(なみ)の呼び声(上) (富士見ファンタジア文庫)
|
四獣伝説
「総員、持ち場につけ。全速前進ーこれより、あの船の追跡に入る。」甲板上に凛とした号令がひびき渡ると、海賊船〈カイヌース〉号は、にわかに色めきたった。指揮をとる人物の相貌には、やわらかな唇、つんとした鼻、こぼれそうな大きな瞳などが、絶妙なバランスで配置されている。海の荒くれ男どもを束ねる美貌の女船長カラーラー彼女の海色の瞳は洋上の獲物を見つめていた。だが、捕えた獲物はその腹に、予想外の宝物を抱え込んでいた。神殿国家オムパロスの姫巫女が囚われていたのだ。姫巫女ディミーシアとの出会いは、女海賊カラーラの人生を大きな波のうねりの中に呑み込んでいく…冒険と夢とロマンに満ちた、海洋ファンタジー・アドベンチャーが船出する。
ライトノベル > 少年 > 富士見ファンタジア文庫
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|