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玉響(2) (富士見ミステリー文庫)
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風に紡ぐ。古から謳われる祈りの歌を。風は、告げる。再びの風の到来を。風と水の郷・美篭処で、巫女の座を受け継いだマユラ。兄を殺され、女神と復讐の誓約を結んだマユラは、しかしその相手であるイメタテに惹かれてしまう。女神の怒りに触れ、誓約による死のアザを身体に刻まれたマユラ。イメタテとの幻の逢瀬だけが、心の支えだった。けれど、郷に二人連れの旅人が訪れた夜。マユラはイメタテの秘められた過去を知ってしまう。エヅモが滅びた原因。イメタテの使命と果たすべき約束。想いを交わした相手がイメタテにいたと知り、マユラは言葉を失す。一方イメタテは、荒ぶる水の神を鎮めるため、その手に神剣を取り単身、郷を後にするがー。徐々にその支配を広げつつある強国ヤマトと張り巡らされた陰謀。そして、密かにヤマトと通じるヒナクモが、動き出すー。遙か古の世を舞台に描く幻想叙事詩第二弾。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行 文庫 > 小説・エッセイ 文庫 > ライトノベル
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