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フラナリー・オコナー 野口肇(著) 文化書房博文社 - @Books

フラナリー・オコナー

著者野口肇
出版社文化書房博文社
発売日1998年11月10日頃
サイズ単行本
価格6,160 円

第1章の「「パーカーの背中」-パーカーの精神的遍歴ー」では、『賢い血』のヘイズル・モーツと同じように、われにもあらずキリスト教徒になった主人公の精神的遍歴を辿ってみた。第2章では、「素朴な人たち」を、「マンリー・ポインターにみられるイエスのイメージ」という題で、それまでとはまったく違った角度から論じてみた。第3章は、「オコナーの作品の材源」である。オコナーの読書の幅の広さ、および量については目を見張るものがあるが、その読書を通じて、彼女がニコライ・ワシーリェヴィッチ・ゴーゴリ、ナサニエル・ホーソーン、ジョウゼフ・コンラッドをはじめ、その他多くの作家から学んだことはよく知られている。また、多くの作家の影響も受けたと言われている。本書では、オコナーが読書を通じて得たと思われる着想のヒントやアイディア、あるいは借用したと思われる言葉などの出所を求め、それらを、彼女が自分の作品を創作するうえでどのように利用したかを、またどんな面にそれらが表れているか、といったことなどを検討してみた。言うなれば、オコナーと他の作家との関係を知ることによって、オコナー文学をよく深く、また多層的に理解する一つの方法としての材源研究である。さらに、オコナーが没して三五年近くが過ぎたが、最近では彼女から影響を受けたと公言して憚らない作家が出てきた。本書で扱うT.コラゲッサン・ボイルもその一人である。彼がどのような形でオコナーから影響を受けたかを、彼のいくつかの作品を通して考えてみた。

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