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守り猫重兵衛(1の書) 野村昌範(著) 北国新聞社 - @Books

守り猫重兵衛(1の書)

著者野村昌範
出版社北国新聞社
発売日2012年04月
サイズ単行本
価格1,540 円

加賀百万石時代小説

加賀藩御算用場の軽輩である猫目重兵衛は、ある日、彦三町の辻で傾奇者に絡まれている武家の女を助け、お互いに想いを寄せるようになる。しかし、ふたりの間には身分という重い障害が。そこで剣の師・富田越後守は重兵衛と由紀の身分の差を埋めるために、彼の剣の腕を見こんで手柄を立てさせ、出世させることを計画。藩主として初めて国入りした前田光高に服しない、稲葉左近の屋敷へ討ち入りを命じる。重兵衛は一尺五寸三分の脇差「切込兼若」と木刀で、刀槍で武装した稲葉家の士が待ちうける死地に向かう覚悟を決める。その時、薙刀の名手として、その名を城下に知られる由紀のとった行動は。そんな折、将軍家光は御三家を差し置いて、次期将軍にするために光高を養子に望む。しかし、紀州の徳川頼宣が自らの野望のため、この縁組みを阻止せんと牙を剥く。蛇を操る根来獣師衆が、光高に迫っていることを知った重兵衛は、由紀へ遺言状を残して、決死の覚悟で金沢城に登城するが…。金沢と江戸、前田家と徳川家が複雑に絡み合う、かつてない加賀百万石時代劇。

小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行

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