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運命の環 (ハーレクイン・ロマンス 617)
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なじみの湖畔のペンションは、週末の行楽客でいっぱいだった。あとから来た真っ赤なスポーツカーに駐車スペースを横取りされてメラニーはいらいらした。この週末はいやなことばかりだ。フィアンセのロスと二人きりで楽しく過ごす約束だったのに彼はまた仕事。結婚を目前にしながらゆっくり話をする暇もない。ロスは本当に私を愛しているの?ふとそんな思いにとらわれる。よくないことは続くもので、一人で山歩きに出かけたメラニーは斜面で足を滑らせ、捻挫して歩けなくなった。あたりには霧が立ち込めている。ひどく寒い。そこを救ってくれたのは、あの真っ赤なスポーツカーの主だった。
小説・エッセイ > 外国の小説
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