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プロポーズは四年前 (ハーレクイン・ロマンス)
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美術学校を卒業して広告代理店に勤めたサンドラは、ほどなく顧客主任バリーとデイトを重ねるようになった。半年たった今、彼女はバリーに一つの秘密を打ち明ける決心をした。自分が世界的な大企業ハリス製薬の跡取り娘だということを。財産や地位に関係なく一人の女性として愛されたいという思いからこれまで身元を隠してきたサンドラだった。一方、父は以前から自分の右腕の専務取締役ランダル・ピアソンを娘の結婚相手に望ましいと考えていた。そしてランダル自身も四年前、サンドラにプロポーズしている。ハリス王国を手に入れるため、愛情のかけらもないというのに。
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