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館へつづく道 (ハーレクイン・ロマンス)
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ケラデイルーいまなお小王国を形作るテムプルトン家の所領地。ジョージーナはその広大な土地の管理人を父として生まれ、テムプルトン家の家族の一員のように館で育てられた。穏やかだったケラデイルの日々に、近ごろ波風が立っている。次男マルコムと婚約したオーリエルが、何にでも口をはさむのだ。そのうえ、長く外国にいた長男スティーヴンが帰ってくるという四年前、十八歳のわたしを捨てて出ていった人。顔も見たくないのに。バイクを飛ばしていたジョージーナは、車と衝突しかけて転倒する。「目を開けるんだ!」懐かしいサファイア色の瞳がのぞきこんだ。車を運転していたのは、当のスティーヴンだった。
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