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恋はあせらず (ハーレクイン・ロマンス)
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ケイトは父親の突然の死により、人生が一変してしまい、今は生計を立てるため、わがままな老婦人の家政婦として働いている。母親のそばにいられる職を探したので、薄給でも我慢するほかなかった。でも、ケイトには将来の夢があった。一日も早くお金をためて、ケータリングの仕事を始めよう。ある日、ミスター・テイト=ブーヴァリという男性が老婦人を訪ねてきた。彼は老婦人の甥で、とても背が高く、ブルーの瞳をした男性だ。こんな人と結婚できたらすてきだけれど、家政婦のわたしには無理な話ね。大それた願いを抱く自分を戒め、ケイトは一生懸命働いてお金をためた。ところが、銀行に行く途中で、その大事なお金を盗まれてしまう。悲嘆に暮れるケイトをミスター・テイト=ブーヴァリは優しく慰めた。だが、彼女にはわかっていた。彼の親切は同情からで、愛ゆえではないと。
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