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恋愛講座 (シルエット・ロマンス)
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「ご注文はお決まりですか?」カンザスの小さなレストランでウエイトレスをしているメーガンは、窓際の席で一心に読書している男性客に尋ねた。注文を告げるためにちらりと顔をあげただけですぐに本に目を戻すその男性に、思わずにっこりする。夢中になる気持ちは、よくわかる。わたしも本が大好きなんだもの。ふとその題名に目をとめた彼女は、胸をときめかせた。チョーサーの『カンタベリー物語』だわ!メーガンは古典文学が好きで、多くの作品を独学で読破していた。彼女の視線に気づいて、男性が微笑みかける。その青い瞳に、メーガンは強く惹かれるものを感じた。
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