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恋してはいけない (シルエット・ロマンス)
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ローラはシカゴ美術館で見たある肖像画が頭から離れなかった。400年以上も昔に描かれたイタリア貴族を、わたしはよく知っているような気がする…。直後に起こった不思議な幻覚が、さらに不安をかきたてた。家に戻ったローラは、思いがけない訪問者を迎えた。亡夫ガイの兄でイタリア有数の実業家エンツォ。あの肖像画にそっくりだ。重体の父親が、勘当したガイの遺児に会いたがっているという。ローラはエンツォにつきそわれ、息子とともにトリノに旅立つ。噴水のある豪奢な館に着いたとき、ローラはなぜか以前に来たことがあるような気がしてならなかった。そう言えば、エンツォにもとてもなつかしいものを感じる。海を越えて名家の複雑な人間関係に飛びこんだローラには、エンツォだけが頼りだったが…。
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