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夢見た騎士 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)
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エドワード黒太子に従ってフランスに渡って三年。戦闘と行軍の毎日にルーアークが弱音を吐くことはない。自分は厳しさより優しさを重んじる父とは違う。祖父との誓いを果たすまで、この戦いの日々に終わりはないのだ。ある日、窮地の姫君を救った彼は、その顔を見て驚いた。ローナ!いや、ローナは死んだ。だがなんと似ているのだ。菫色の瞳の姫の名はローラン。名前まで似ている…。姫君の名は、実はローランではなくガブリエルといった。南部フランスの言葉がわからないルーアークが聞き間違えたのだ。それは名ではなく、呪われた一族の姓、ド・ローランだった。亡き婚約者に生き写しの姫を手に入れたルーアークは、その日のうちに司祭を呼び、ガブリエルを妻にしてしまう。カブリエルにも異存はなかった。彼は夢見ていた私の騎士。でも、私がド・ローランの者と彼が知ったら…。
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