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囚われの恋 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)
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南仏アルーズの城が襲撃されて一年。ジェルヴァーズは領民とともに苦しい日々を過ごしてきた。城の改修をしようにも、資材を買う金はなく、働き手となる領民は飢えて希望を失っている。すべては憎きイギリス人、ルーアーク・サマーヴィルの所業だ。やはりルーアークを憎む伯父から突飛な計画を聞かされたとき、ジェルヴァーズはためらいながらも、話に乗った。英仏の和平を記念して開かれる馬上槍試合に出場する際に、ルーアークの娘をさらい、身の代金を要求しようというのだ。報復と領民のための金ー望みはそのふたつ。イギリス一の富を持つと言われるルーアークの娘キャサリンは、蜂蜜色の髪と菫色の瞳が美しい、華奢な娘だった。少し物悲しげで、それでいて誇り高いキャサリン。この血が騒ぐのは、彼女があの男の娘だからか、それとも…。
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