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夢の破片 (シルエット・ラブストリーム)
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私は宝石に目がくらんで人を殺してしまったのだろうか。ある雨の朝、ケイドの探偵事務所を美貌の女性が訪れた。瞳は謎めいてきらめき、青白い顔は妖精のように、はかなく繊細だ…。それは彼にとってまさに夢の女性の出現だった。彼女は、行方不明者の捜索をしてほしいと切り出した。「捜してほしいのは私。私、自分が誰かわからない」所持品は、美しい装いにそぐわないキャンバスバッグ一つ。そこには手の切れそうな百ドル札の束がぎっしり詰まり、さらに三十八口径のピストルと、目を奪うばかりの巨大なダイヤモンドが入っていた。身元のヒントになるものは何一つない。札束とピストルとダイヤモンド。失われた記憶。ケイドは誓った、何がなんでも謎を解明することを。謎のダイヤモンドは死への誘いか、生のパワーを授けるものなのか…。
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