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ボストンのシンデレラ (シルエット・スペシャル・エディション)
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「いやだわ。どうしよう」ダナは読んでいた会社の報告書から、思わず顔をあげてうめいた。取締役の写真が並ぶ中に、間違いようもない、彼の顔を見つけたのだ。マーケティング部の取締役ジェイソン・ハロランー。昼間、ダナが泥棒呼ばわりした男だった。デザイナーの卵のダナにとって、大きなチャンスだと思っていたのに。広告代理店のグラフィック部に応募したダナは、ある会社の新しいロゴマークを考える仕事を渡された。そのでき次第で、広告デザイナーとして新しいキャリアが開ける。でも、その顧客の会社の重役が彼だったなんて。彼は、弟を悪の道に引き込もうとしている人間のくずのはず。弟の部屋にあった盗品と同じビデオデッキを手に街角に立っていた。ダナは、彼こそが弟に盗品を売りつけた男だと思い、後をつけた。そして彼が入っていったレストランで、思いきり殴りつけてやった…。ジェイソンが私のデザインを採用するはずがない。ダナは途方に暮れた。
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