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不思議な遺言状 (ハーレクイン文庫)
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浜辺にひとり住むセアラのもとにある日、見知らぬ男ージョン・エングルウッドが訪ねてきた。毎年この地の別荘で夏を過ごしていたシンディーおばさんの甥で、彼女の遺言によってセアラを探しに来たのだという。遺言状の内容は、なんとも不可解だった。セアラが一定期間ジョンの家に住めば、エングルウッド一族の経営する工場の株十五パーセントは彼のものになり、もし住まなければ、セアラのものになる…。話をしているうちに、どこでどう食い違ったのかジョンは看護婦のセアラを、町の売春婦だと思い込んでしまった。
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