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鏡の中のあなたへ (シルエットスペシャルエディション)
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「レイ役はわたしがいただくつもりよ」まだ新人の女優エイリエルは、ブース・デウィットに宣言した。ブースの書く脚本はすべてヒットし、数々の賞に輝いている。今度の脚本のヒロイン、レイは悪魔のように冷たく美しいブースの前妻がモデルだった。笑顔が温かいだけの、新人の女優がこなせる役ではない。「きみには無理だよ。残念だがね…」冷たく言い放つ彼に、エイリエルはシャンペングラスを掲げて、自信たっぷりにほほえみ返すのだった。それから数日後のオーディションで、エイリエルは見事な演技で、レイの役を射止める。だがそのスターへの切符は、同時に苦悩の日々への招待状でもあった…。
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