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情熱の花 (ハーレクイン・テンプテーション)
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エミリーは大手建設会社を経営するレーヴェンズクロフト家の一人娘。過保護な家族がなにかにつけて口を出してくる。今日も両親に呼ばれて来てみれば、相変わらずのお説教だ。彼女の新しい恋人デーモンは会社の乗っ取りを企む悪い奴だからと、証拠のテープまで用意して、口々に別れを迫る。その場には家族のほかに、一族の忠実なしもべであるジェイコブもいた。彼は一家のもめ事、闇の部分を、すべて手際よく解決してきた男。冷酷非情な影のような存在。デーモンの調査をしたのももちろん彼だ。うるさい小言を聞いているうちに、エミリーは我慢できなくなってきた。もううんざり、あなたたちは二年前にも私と恋人の仲を引き裂いたでしょ。エミリーが席を立つと、驚いたことにジェイコブが追いかけてきた。だが、もっと驚いたのは彼の言葉だ。「ずっと君のことが好きだったんだ」困惑する彼女の脳裏に、二年前のある出来事がよみがえってきた…。
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