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種の起原
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本書はC.ダーヴィンの『種の起原』第六版(1872年)の訳である。ダーウィンの種の起原に対する考えは「自然淘汰あるいは適者生存による生物の漸次的進化」を基本とするものであるが,1859年の初版発行以来、ダーウィンに寄せられた様々な批判や反論は彼を大いに苦しませた。しかし一方では、これらの反論は彼の考えを、必ずしも自然淘汰説のみでなく他の進化要因も認めた幅の広い、一層深みのあるものにさせたのである。そして何回かの改訂作業の後に最後に著したのが第六版である。ゆえに第六版はダーウィンの種の起原に対する最終的な考えをまとめたものであり、また固定した観念にとらわれない彼の柔軟な思考方法をよく表した内容となっている。
科学・技術 > 生物学
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