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中国の近代教育と明治日本第2版
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著者 | 阿部洋
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出版社 | 龍渓書舎
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発売日 | 2002年06月
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サイズ | 単行本
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価格 | 3,300 円
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一九世紀末から二〇世紀初頭にいたる一時期、他国の目にはうらやましいほどの教育文化面での日中蜜月の時代があった。当時、清末中国は日本近代化の成功の鍵を教育に見いだし、日本をモデルに鋭意教育改革に努め、日本もこれに全面的に協力した。年間一万人をこえる留学生が来日し、一方、六〇〇人をこえる日本人教習が中国に招かれて各地で教鞭をとったのはこの時期のことである。本書は、まさにこの「黄金の十年」を考察の対象とし、そこでの日中両国間の教育文化交流の問題について、とくに(1)清末教育改革における「日本モデル」、(2)中国人の日本留学、および(3)お雇い日本人教習の活動、の三点を中心に検討して、当時における教育交流の具体的状況を跡づけるとともに、その隆盛がいかなる経緯のなかでかくも短期間のうちに消失していくのか、いわば清末=明治末期日中教育文化交流の「栄光と挫折」の構造的要因を解明することをめざしている。
人文・思想・社会 > 教育・福祉 > 教育
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