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吉本隆明全質疑応答4
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著者 | 吉本隆明
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出版社 | 論創社
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発売日 | 2022年11月15日頃
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サイズ | 単行本
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価格 | 2,420 円
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1987〜1990
吉本は、このあたりから、親鸞の「死という比喩の場所」=「浄土」からこちら側を視たらどう視えるかという問いと重なりながら、自分独自の論理を打ち立てようとしているようにみえる。それが「離脱」というテーマだ。自分を視ているもうひとりの自分を設定できるかどうか、「知識でないもの」から「知識であるもの」を客体視できるかどうか、というように親鸞の問いを自分の問いに変容させている。自分にできるのならば、万人にできるはずだ、自分がそれで救済されるなら万人が救済されるはずだ。(「解説」より)
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