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ハリー・ポッターの呪い
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児童文学を襲うグローバリズムの脅威
読書をめぐる環境ががらりと変わり、困り果てていた出版業界。そんな時に『ハリー・ポッター』が登場し、思いがけない大成功。業界は“ハリー・ポッターの魔法”をお呪(まじな)いのように唱えて商売繁盛の願掛けをしている始末だが、“ハリー・ポッター旋風”は、本の書き方・作り方・売り方・読み方のすべてに、後戻りのきかない変質をもたらす“劇薬”でもある。幸福をもたらす呪いだと思っていたら大間違い。出版と読書の世界に、ひそやかな呪いがかけられてしまった…というわけ。ハリポタ商法をめぐる“のろい”と“まじない”の両方を、じっくり見極めたのが本書なのです。
小説・エッセイ > その他
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