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イスタンブールの記憶
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十代の少女の全裸死体が、ボスポラス海峡沿岸に建つ美しいヨロス城のそばで発見される。少女は胸を刺して自殺したかに見えたが、奇妙な性行為の形跡があった。イスタンブールの別の場所でも似たような状況で青年が自殺を遂げていた。彼らを自殺に追いやった暗黒の儀式とは?手掛かりを追うチェティン・イクメン警部とメフメット・スレイマン警部は、やがて地下でうごめくゴス系のナイトクラブや悪魔崇拝へとたどり着く。だがその暗い影の奥にはさらなる事実が隠されている。連続殺人の謎が解けるとき、刑事たちは想像を絶する衝撃と恐怖に襲われる。むせかえるような少女のエロスと死の香りが、イスタンブールの深い闇に交錯する。追いかける刑事達の孤独の横顔。異色の女流作家の官能的バイオレンスノベル。2005年度、最後のシルバーダガー賞受賞作品。
小説・エッセイ > 外国の小説
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