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富永仲基の「楽律考」
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儒教と音楽について
「楽律」とは音律のこと。江戸期にあってすでに近代合理的思想を先取りしていた天才・富永仲基が、古代中国以来わが国の雅楽までの楽律の変遷を度量衡との関わりから研究・考証し、今日までも通じる自由な音楽論を展開した書が『楽律考』である。本書は、戦後にようやく影印本が出版されたこの『楽律考』に、現代語訳とともに丁寧な注釈・解説を加え、さらには仲基の考証が生まれる背景となった、音楽と政治・儒教との関わりについても概観した貴重な書である。先人たちの音楽観は明治以降の西洋音楽受容にも重なっていた。
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