|
|
反証主義
|
反証主義とは、科学哲学者にして社会思想家でもあったカール・ポパーの中心思想である。それは、実証主義とは根本的に異なるゆえに、多くの誤解にさらされてきた。本書はきわめて初歩的な段階から、ていねいにこの思想の体系的解説を試みるのみならず、カオス論のような近年の話題も扱い、この思想の今日的全貌を示そうとする。またウェーバーの価値相対主義(神々の闘争)を批判し、反証主義から可謬主義(批判的合理主義)への道筋も示している。付録のクーン論および新科学哲学者批判は、パラダイム論者に根底からの再考を迫るものである。科学哲学を超えてものごとを合理的に考えようとするすべての人々にとって必読の一書。
科学・技術 > 自然科学全般
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|