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心神喪失 下 (ヴィレッジブックス F ホ 3-4)
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「心神喪失につき、無罪を申し立てる」-被告側の思いもよらぬ主張に、ジュリアら検察側は色めきたった。確かにデヴィッドが犯行当時、心神喪失状態であった可能性はある。しかし、死刑を求刑されている彼が、罪を逃れんとして狡猾にも病をよそおっているとしたら?だが、ジュリアはそこに、別のものを見ていた。この事件は彼女の心の奥底に隠されていたパンドラの箱を開けてしまったのだー。遠い昔のおぞましい記憶が甦るたび、ジュリアのデヴィッドへの疑いはぐらついてゆく。犯罪者とそれを追う者の、真実をめぐる闘いはしだいに加熱してゆくが…。緊迫感あふれるこの裁判の評決はー。
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