|
|
桃花水きみを待つ春のほとり (ヴィレッジブックス edge イ 1-3)
|
桃の節句に生まれたから桃花。可愛らしい名は少しも似合っている気がしなくて、だから桃花は自分の名が嫌いだ。幼馴染みの雛子以外はみんな桃花を苗字で呼ぶ。けれど、夏休みのバイト先で出会った孝紘は最初から桃花を名前で呼んだ。彼にとってあたしは特別なのかな…?自分の想いが恋だと気づく頃にはもう夏休みは終わり、春休みに同じバイトで再会しようという約束だけを交わして別れた。偶然は春よりも早くふたりを引き合わせたが、ふと孝紘が漏らしたある事実が、桃花のつのる恋心にブレーキをかける。伝えられない想いが痛い…。もどかしくて、少しせつない恋物語。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|