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水晶の鐘が鳴るとき 上 (ヴィレッジブックス N ロ 1-1)
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金と宝石で飾られて燦然たる輝きを放つ12世紀の写本『賢者の書』。計り知れない価値を持つその書を代々保管してきた一族の老女が何者かによって無残にも焼き殺された。犯人の目当ては写本だった。だが、すでに写本は老女の孫娘セリーナの手に委ねられていた。セリーナは中世写本の専門家エリックに『賢者の書』を見せる。不可解にも、エリックと初めて会ったときに彼女が強く感じたのは、「この人とは以前にもどこかで会っている」という思いだった…。
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